婚外恋愛歴1年のCOCOです。
誰かと誰かが婚外恋愛に至るまでには、複数の要因ときっかけが絡み合っている場合が多くあります。
実際に私も去年の夏までは「夫一筋!婚外恋愛なんて論外!」と思っていたし、タイミングや状況が違えば今も無縁だったと思います。
つまり、きっかけ=心理的背景×環境要因×出会いということです。
本記事では、婚外恋愛が始まるきっかけを女性側の立場で、自身の経験も含めて紹介します。
※ここでは婚外恋愛の定義を「既婚者同士または既婚者×独身」の、ヤリモクとかではない「両想いの恋愛」としています。
婚外恋愛のきっかけ:心理的背景
現実逃避したい
- 家庭や仕事など現状に大きな不満がある
- 大きな不満はないけど日々の生活で少し疲れ気味
そんな理由で現実逃避したいと思うことはありませんか?
自ら何かアクションを起こすほどの現実逃避願望はなくても、そんな気分の時に誘惑されると気持ちも動きやすくなるものです。
私は本来メトロノームのように淡々と日常を過ごすのが好きなタイプなのですが、結果的に相手からの誘惑に負けて婚外恋愛に足を踏み入れることになりました。
久しぶりに味わった恋愛の刺激には快感を覚えたし、潜在的に非日常を求めていたのかもしれません。
もっと刺激がほしい
- 現実逃避したいし刺激がほしい!ストレス解消したい!
- 単調な毎日で、退屈だから刺激がほしい
といったところでしょうか。
恋愛の始まりには刺激がつきものです。
特に婚外恋愛のような危険な恋だと、もはや刺激しかないですもんね。
寂しくて仕方がない
- 元々の性格が寂しがり屋
- 引越しなどでまわりに家族・友だちがいない
- 夫が単身赴任中で話し相手もいない
そんな悩みを解消したくて婚外恋愛に走る人もいます。
特に夫婦の会話がない場合は寂しい気持ちもより一層高まるでしょう。
夫以外の人も知りたい
- 夫との付き合いが長い
- 夫以外と付き合ったことがない
- 夫とは何かと相性が悪い
そんな背景から「夫以外の人も知りたい」と密かに思う人もいるはずです。
私も夫とは18歳の時から約8年間付き合って結婚したので、その気持ちはわかります。
飽きたとかじゃないんですけど、どんなもんなのかな〜と。
そういえば昔、新婚時に職場の同僚男性にチラッとそんな話をしたことがあって、そしたら「えっじゃあもし俺が土下座したらホテル行ってくれる?!」と言われてしまいました。
当時は一途だったし今ほど性欲ないしバッサリ断りましたが、男性からすると誘っているようにも聞こえたそうです。(反省)
でももし相手が三浦翔平級のイケメンだったら…行ってしまっていたかもしれませんw
一夜限りのつもりがお付き合いに発展することだってありえます。
相手の容姿やその時の精神状態など、状況次第であらゆる可能性があるといえるのです。
夫に仕返ししたい
- 夫が不倫している(いた)
- 夫がひどいことばかりする
そんな理由で恨みや復讐したい気持ちがある場合。
仕返し方法としての善悪は別として、その気持ちが婚外恋愛の動機の一つになることもあります。
今の時代、その気になれば相手は結構簡単に見つけられますしね。
もっと女としてみてほしい
- 夫とは男女ではなく家族の関係でしかない
- 若い頃みたいにちやほやされたい
- 今以上に誰かに求められたい
といったパターンが考えられます。
私もそうですが、結婚すると「奥さん」や「お母さん」として生きている時間が1日の大半をしめます。
職場では「○○(結婚後の姓)さん」と呼ばれますが、それは妻であって母である私のことです。
そんなのあたり前だし全然構わないと思っていますが、例えば不意打ちで「いつだって可愛いと思ってるよ」なんて言われたら動揺するし嬉しくもなるものです。
しかも私のことを旧姓で呼ぶ男性からその台詞を言われたので、普段と違う変な感覚になってちょっとドキッとしてしまった…という経験があります。
自己肯定感が持てない
頑張っても誰にも評価されないなどで、自己肯定感が下がっている場合。
そのことで悩んだり、認められたい・褒められたい願望も高まるでしょう。
恋に憧れる出来事があった
- 恋愛ドラマや漫画、小説をみて
- 知人友人から不倫話を聞いて
情熱的な恋や、禁断の恋への憧れを持つこと…ありませんか?(私はあります)
一般的には不道徳とされる話でも人気になったりするのは、うらやましいと感じる人が一定数いるからです。
特にドラマや漫画などには、現実にはありえない素敵なシチュエーションがありふれています。
「ドラマだから面白いだけで、自分には無関係だし共感はできない」と考える人も、一部分だけを切り取ればいいなぁと思う瞬間はあるはずです。(たぶん)
実際の婚外恋愛はお話の世界ほどではないにしろ、そこそこドラマチックな展開で始まるパターンもあります。
そんな時はまるで主人公になったかのような感覚になるかもしれませんね。
離婚できないことが辛い
- 世間体が気になる
- 未成年の子どもがいる
- 経済的に自立できる自信がない
- 今の生活水準をずっと維持したい
といった理由で簡単には離婚を考えられない人も多いでしょう。
中には本当は離婚したいのにできなくて、DVに耐えている場合も。
もし苦痛な毎日を送っているとしたら、誰かや何かにすがりたくなっても全然不思議ではありません。
過去に片想いまたは両想いだった
どちらかまたはお互いに好意があったふたりが再会して、結ばれたタイミングが結婚後だった…
というパターンもあります。
- 昔の恋人同士
- 両想いなのに結局付き合えなかった
- 片想いだったけど時を超えて両想いに
などが考えられます。
婚外恋愛のきっかけ:環境要因
セックスレス
マイナビ子育てによると、30代既婚女性の「1年以上していない」割合は31.2%、40代は46.8%だそうです。
- 女性としての自信をなくして、本音を誰にも相談できない
- 数年にわたる不満が蓄積した結果、セックスレスになった(けど性欲はある)
そんな人が「夫以外の男性と、会話したい」という気持ちから始まって男女の関係に発展するのも不思議ではありません。
すれ違い生活
夫婦のすれ違い生活が原因の一つになることもあります。
例えば私の知人のご主人は、朝早く会社に行って夜も遅いので先に寝ているそうです。
休日もほとんど被らず、一緒にご飯を食べるのはもちろん顔を合わせることすらあまりないとか。
自分の休日にはよくマッチングアプリで知り合った男性と会っていると言っていました。
時間の余裕と精神的な余裕
私も結婚後初めて彼氏ができたのは、娘が3歳になって育児が落ち着いてきた頃でした。
時間に余裕ができると自分の身なりにも気をつかえるようになるし、精神的な余裕も遊びたい願望も復活してきます。
そんなタイミングでタイプの男性から声をかけられると、余計な願望(?!)も浮かんでしまうわけです。
婚外恋愛のきっかけ:出会い
仕事関係
- 同じ職場の上司・先輩・同僚
- 取引先の人
など仕事関係の人は顔を合わせる機会が多いし、自然と人となりを知ることになります。
私の初婚外恋愛相手も元同じ職場の先輩です。
毎日同じオフィスにいるのでお互いの頑張っている姿や大変な時期を知っているし、話題も結構豊富にあります。
普通の真っ当な恋愛でも出会いは職場というパターンは多いですよね。
同窓会
同窓会にはファッションやメイクなど、気合を入れて行く人が多いのではないでしょうか。
普段の自分よりキマっていると自信がつきます。
それに加えて
- 久しぶりの再会で話が盛り上がりやすい
- お互いの若い頃(青春時代)をよく知っている
- お酒を飲んでいい気分になりがち
と、男女の恋愛感情が高まりやすい状況にもなり得るのです。
SNS
SNSを使えば簡単に
- 気の合いそうな他人
- 昔の恋人
- 昔の同級生
などと繋がることができます。
直接顔を見て話す時よりも気が大きくなりがちで、本来なら言えないことも言いやすくなります。
元カレや好きだった人を偶然見つけて、衝動的にフォローボタンを押してしまった…!という人もいるかもしれません。
オンラインゲーム
オンラインゲームで仲良くなった人と、ゲーム内でのやり取りから実際に会うところまで発展して、お互いに好きになってしまって…というパターンもあります。
ある意味「気の合う友だちだったのが恋愛対象に」ということになりますね。
子どもの学校・習い事関係
私の娘はまだ幼稚園児(年少)で、子ども関係のお付き合いには足を踏み入れたばかりなのでよくわかっていませんが…
- 役員・PTA
- 学校・習い事(先生・家庭教師)
- 送迎やイベント
が出会いの場となることもあるようです。
確かに幼稚園だと毎日の送迎では必ず誰かしらのお父さんの姿を見かけます。
ただ今のところ人様のご主人とプライベートな話をする雰囲気になることはまずないし、男女で交流しているところも見かけません。
きっと役員などで集まって仲良くなって…となるのでしょうね。
先生や家庭教師については…
何のための学校や習い事なんだ〜!!と個人的には思いますが、惹かれ合ってしまうものは仕方ないのかもしれませんね。
趣味で通う教室・サークル・コミュニティ
共通の趣味で集まる場では気の合う仲間が見つけやすい分、男女の仲も親密になる可能性があります。
新型コロナの規制や自粛が緩和されて、さらに人と人が交流しやすくなりましたしね。
居酒屋・バー・クラブ
小さい子どものいる私にはほとんど縁のない場所ですが…
夜の飲み屋街はどこか幻想的で、日中とは別世界のようだったりしますよね。
居酒屋やバーなら年に数回行く機会がありますが、つい時間を忘れて楽しんでしまいます。
お酒が入ると気がゆるんで、他人同士の交流も生まれやすくなるのかもしれません。
既婚者向け合コン
実はあるのです、既婚者向けの合コンってやつが。
既婚者限定の集まりで、名目上は「会話を楽しむ」や「友達作り」と謳われています。
実際あからさまにガツガツしている人はそこまでいなくて、会自体は2時間ほどで終了するのが一般的。
その後2次会に参加したり、繋がりを持つのは自身の判断で〜という感じです。
マッチングアプリ
出会い目的で利用するのに一番手軽で手っ取り早いのがマッチングアプリ。
特に最近では、既婚者のみが利用できる「既婚者専用マッチングアプリ」の人気が急上昇しています。
(便宜上アプリと言っていますが、実際にはブラウザでしか使えないものが多いです)
※上記3つとも運営側は不倫を推奨していませんが、結果的に…です。
ちなみに私が最初に利用したのはCuddle(カドル)で、そこで出会った男性との思い出はもう素敵すぎて一生忘れられそうもありません!!!笑
一主婦の婚外恋愛エピソード
32歳子持ちパート主婦の場合
まずは私が婚外恋愛にハマるきっかけになった最初の出来事を紹介します。(度々私事で恐縮です…)
23歳の時に出会った人と、約10年越しに結ばれたというお話です。
相手は元同じ職場で5つ上の先輩。
出会った時点で彼は既婚者、私にも彼氏(今の夫)がいました。
いつも容姿や仕事ぶりを褒めてくれて、冗談っぽく口説かれていましたがそれ以上何もありませんでした。
そこそこタイプだったけれど、私も冗談っぽくかわして何もしませんでした。
彼は好意を社内で公言していてまわりからもそのことでよくいじられていましたが、それはあくまでもネタの範囲でプライベートで会うことなんて一切なくて。
けれども私の転職が決まった2017年の春、退職直前のある夜、初めて食事に誘われてふたりで会いました。
その後夜景スポットに連れて行ってくれて、最後に不意打ちでおでこにキスされましたが(花沢類かっ!)それだけで、もう会うこともないだろうなと思っていました。
…が!それから約5年後、ちょうど育児が落ち着いてきた頃。
「今度□□(私の住んでる地域)に出張で行くんだけど、よかったら△△さん(近所に住む元同僚)も呼んで会わない?」と連絡がきたのです。
久しぶりに会った彼は前よりあきらかに太っていて、何だか思っていたのとちょっと違いました。笑
離婚や職場でのストレスなど、いろいろと重なって気づいたら10キロ肥えていたそうです…。
けれど話してみると変わらず面白くて、5歳も離れているのに好きなものや考え方が一緒で、その日から頻繁に連絡を取り合うように。
その後いろいろあって「もし10キロ痩せれたら、1日だけ彼女になってあげてもいいですよ。」ということになりました。
結果本当に数ヶ月で10キロ痩せて、(1日だけにするつもりだったのに結局)3ヶ月間付き合いました。
デートの度にいろんなサプライズをしてもらえて、とっても楽しかったです。
「本当は出会った時からずっと好きだった」「(連続サプライズは)10年分の想いを凝縮してる」と。
けれども元々「婚活を頑張るためにまずはダイエットから」ということで、減量のモチベーションを高めるためというのが名目の婚外恋愛でした。
ずっと付き合い続けたい気持ちは正直ありましたが、彼には早く再婚して幸せになってほしかったので私から別れを告げました。
ただ、当時の出来事で婚外恋愛の意外なメリットを知ってしまい、以降は既婚者向けのマッチングアプリで出会った人と仲良くしています。
「日常(=現実)」を「日常とは別の拠点」で癒やすイメージで楽しんでいますが、環境などの変化で続けるのが困難になればすぐにやめる予定です。
まとめ:婚外恋愛のきっかけは単純ではないことが多い
婚外恋愛のきっかけは単純ではないことが多いし、ある意味誰にでも可能性があります。
私もいろいろな偶然が重なって婚外恋愛をすることになりました。
お付き合いが始まるまでには多かれ少なかれ罪悪感や葛藤があって、でもそれを打ち消すほどの本人なりの理由もあるのです。
もちろん場合によっては自分自身や周囲の人たちに大きな悪影響をおよぼします。
もし始めるなら冷静さとリスクを忘れず、絶対にバレないようによく考えて行動してください。