独身同士のデートでは当事者2人が楽しむことだけを考えていればOKですが、既婚者同士だとそうはいきません。
最悪の事態を避けながら楽しむためには考慮すべきことがたくさんあるからです。
本記事では今の日常を維持したままお遊びも楽しみたい既婚者に向けて、デートする際の注意点を紹介します。
個人的にはその注意点をおさえていれば「既婚者同士でデートをするの自体は悪いことではない」と考えています。
己の活動源(恋愛)、家族、そして普段自分がいるコミュニティなど、大切なものを全て守るためにもトラブル対策はしっかりしてデートを楽しみましょう。
本記事では「第一優先は家庭」を前提にしているので、既婚者同士のデートで仲を深めるための注意点ではありません。
デートのために家族に迷惑をかけない
特に恋をしていると周りが見えなくなりがちですが、デートのために家族に迷惑をかけてはいけません。
家族に大きな負担をかけないと会えないのであれば日程を延期したり、自分が仕事を調整して有給をとったりするようにしましょう。
私もちょうど今月下旬、彼の夏休み(ローテションで休みをとる会社)と夫の友人との旅行が重なるとわかってちょっとテンションが上がりましたが子どもがいるので宿泊デートは当然しません。
近所に住んでいる祖父母に預けようと思えばできますが、そこまでする用事ではないからです。
デートはなるべく違和感を持たれにくい日にする
そんなこと言われなくてもできるものならそうするとは思いますが、デートの日程は
- 会社員なら、仕事や飲み会で家にいなくてもおかしくない曜日・時間
- 在宅勤務や専業主婦なら、配偶者や子ども、その他同居家族が不在の時
にするのが賢明です。
私は基本的に子どもが幼稚園にいる間、特にパートが休みで延長保育ありの日を利用しています。
願わくば何も説明せずに済ませたいところですが、普段と雰囲気が違えば「今日どこかにお出かけしたの?」と訊かれるかもしれません。
なので違和感を持たれにくい日にデートを楽しんだ場合でも、念のため口実は用意しておいてください。
これは「百貨店でお買い物してた」とか軽めの理由でOKかと思います。
デートの口実は念入りに考える
「違和感をもたれにくい日」以外にデートする場合の口実についてです。
行き先は場当たり的ではなく、詳細設定を含めて念入りに考えるようにしましょう。
例えば「美容院orネイル(実際に予約して行く)と、ついでにショッピング」や「ひとりショッピング→友人と飲みに行く(可能なら本当に友人と軽く遊ぶ)」…みたいな。
実際にはそこまで詳細に説明する必要がない場合も多いですが、行ったことにしている場所やそこでの出来事も言えるようにしてください。
- 配偶者が疑い深い性格をしている
- 最近急にお洒落やダイエットに目覚めた・明るくなった、などの自覚がある
そんな場合は特に念入りに考えておくのがおすすめです。
デートの場所は友人知人に遭遇する可能性が低いところを選ぶ
デートの場所としておすすめなのが
- 友人知人に遭遇する可能性が低い地域
- 個室居酒屋、カラオケ、漫画喫茶などの個室
などです。
間違ってもお互いのホームグラウンド内では会わないようにしましょう。
デートや連絡の頻度はなるべく控えめにする
当たり前ですが、欲望のまま好きなだけデートしていたら疑われてしまいます。
時には相手からの誘いを連続で断る必要もあるかもしれませんが、自分の心を上手くコントロールして会う頻度は控えめにしましょう。
LINEなどでのやり取りも同様です。
…とはいえ、すぐに返信したくなる気持ちもわかります。
私も結構マメなタイプの男性とお付き合いしていた頃、つい楽しくて可能な限り即返信してしまう時がありました。
気づけば娘の前でもスマホをいじっていて「これはいかん!」とまずは通知をオフにして、彼にも「もうちょっとやり取りを控えよう」「次会う時にたくさん話そう」と頼みましたが。
子なしでご主人が単身赴任中〜とかであればそこまで気にしなくても大丈夫そうですけどね。
表面上の履歴は全て削除する
写真・LINE・通話など表面上の履歴は全て削除しておくのがベターです。
LINEではリプライ機能が使えなくて不便ですが、まぁ元々はなかった機能だし我慢我慢。
履歴が残らないのも悲しいけど、夫婦円満のためには必要ないものだしバレるよりよっぽどマシです。

思い出なら目を閉じればほら、すぐそこに……✨



とまでは割り切れないので…
本当にとっておきたい写真やLINEのスクショは、私はiPhoneの非表示フォルダに入れています。


完全アウトな写真は絶対に自分しか手にとることのないUSBなどに移して、格納フォルダ名もダミーの名称にしておくのがおすすめです。
状況によってはあえて家族の話題も出す
家族の話題は、全く不快に思わない人もいれば嫌がる人もいます。
後者でよくあるのが、相手家族が幸せそうにしているところを想像したくないというもの。
どうしてそう思うのかを紐解いていくと、相手を独占したい気持ちが根本にあったりします。
その場合、本気になりすぎないための予防線としてあえて家族の話をするのは有効です。
私も独身男性や離婚検討中の男性には言葉の端々にさりげなく散りばめるようにしていました。
デート中も配偶者からの連絡に対応する
もしデート中にスマホを頻繁に見られたら、誰だって嫌な気持ちになりますよね。
夫や家族からの連絡に即レスする必要はありませんが、独身同士のデート時よりは気持ち多めにチェックしておいた方が無難です。
返信していると確かに少し気まずい空気にはなりますが、お互いの立場は承知済みなのですから遠慮しすぎる必要はありません。
私はマナーモードにしつつも、一応2〜3時間に1回はチェックするようにしています。
会計や支払いで無理しない
これはご自身の稼ぎにもよる問題ではありますが、あくまでもお遊びなのですから支払いで無理しすぎないように気をつけましょう。
特に女性はただでさえ美容費がかかります。
私の場合ごく普通のパート主婦なので、食事代や移動費、その他もろもろ遠慮なく相手に出させています。(遠慮する素振りは見せますがw)
美容費はちょっと必要以上にかけてしまっている気がしますが、綺麗になるのは夫にとってもプラスになるってことでまぁいいかなと…。笑
- 後先考えず家計にダメージを与えるのは×!パート代からのお小遣いの範囲で
- 美容費は、外見磨きを頑張りはするけど立場をわきまえてほどほどに
と考えています。
経済的に相当な余裕があれば好きに使ったらいいと思いますけどね。
車を使う場合は痕跡を消す
ドライブした場合、デート後に
- 窓を開けて車内を換気
- 助手席のリクライニングを元の角度へ(最初から変えない方がベター)
- カーナビの履歴を削除(できればカーナビを使わずスマホのナビを使う)
- ゴミを回収(車内にゴミ箱がある場合は中身をチェック)
- 落とし物があれば回収
といった感じで相手の痕跡を消しましょう。
香水や化粧品、シャワー後のせっけんの香りなども要注意です。
普段していないのに消臭スプレーをすると逆に怪しまれる可能性もあります。
窓を開けてしばらく換気しても匂いがとれない場合は何かしら工夫してください。
例えば帰り道でマクドをテイクアウト(家族の分を持ち帰る)して、別の臭いを上乗せするとか。笑
自宅帰宅時は怪しい匂いを漂わせない
自分自身に匂いがついたまま帰宅するのも避けなければいけません。
特にこんな時は注意してください。
- 相手から香水やタバコの香りがする
- ホテルなどでシャワーを浴びてきた
私はホテルには普段自宅で使っているボディーソープを持参しています。
先ほど紹介した車内臭のごまかし方のように、マクドや551をお持ち帰りするのも一つの手です。
パチンコをする人だったらデートの後に少しだけ打って「ちょっと寄ってきたんだ」と説明してもいいかもしれません。
外見磨きはほどほどにしておく
好きな人に会うにあたって外見磨きは必須ですよね。
結婚妊娠出産を終えてすっかり美容への興味も薄れていた私ですが、婚外恋愛を始めてから日々のケアをそれなりに頑張るようになりました。
30代にもなると昔は自慢だった肌やバストもすっかり衰えて、正直いくらでもお金をかけたいパーツがあります…。
いくつになっても美しくありたいと願うのはいいことだし、綺麗になればご主人も喜ぶかもしれません。
ただ、中には「なんか怪しい…」や「余計なことにお金を使って…」と感じる人もいます。
なので
- 配偶者が気分よくいれる範囲を超えていないか
- 周囲に何かおかしいと勘づかれないか
意識しつつ、外見磨きはほどほどにするようにしてください。
SNSも要注意!自ら匂わせるなんてもってのほか
SNSでの幸せアピール投稿といえば女性を想像するかもしれません。
ですがときおり男性でも、高級料理や夜景などの投稿を頻繁に更新する人がいますよね。
もしデートする相手がそっち系のタイプであれば、念のため釘をさしておきましょう。
あなたの手や影、鏡に反射した姿などが映っていたら大変です。
もちろん!どんなに素敵な時を過ごしたとしても自ら「匂わせ女」になるのも禁止ですよ。
私も普段食べれないようなご馳走をいただいたりずっと行きたかった場所に行けたりすると、一瞬誰かに見せたくなる気持ちになることも正直あります。
けれど何も投稿しないのが一番。
たった1つの投稿が命とりになったら最悪ですしね。
友人知人と遭遇した時は全力で対処法を考える
考えたくないですが、友人知人と遭遇してしまった場合の言い訳も用意しておくと安心です。
その上で、万が一本当に目撃された時は考えていた言い訳内容とあわせて即興で取りつくろわなければいけません。
「こんなところで何してるの?」に対する答えは目撃者と2人の関係性や行き先、現場の状況によって変わるかと思います。
- 偶然出会った
- 友達として遊んでいた
- 相談に乗ってもらっていた
などなど、諦めずにそれっぽい理由を堂々と言いましょう。
夫婦関係を疎かにしない
結婚してから配偶者以外とするデートは刺激的で、何とも言えないスリルと快感があります。(※デートする相手にもよるとは思いますが)
「デート当日までの楽しみな気持ち」や「デート後のいい思い出」からパワーをチャージできたら、その分夫婦関係を円満にする努力もお忘れなく。
決して婚外恋愛相手に本気になりすぎないようにしてください。
「好きになったら負け」じゃありません。
(のめり込み度合いの大小を問わず)婚外恋愛を上手く本来の日常に活かせるかどうかは、いかに自身をコントロールできるかにもかかっているのです。
そのことを理解した上で自己都合の快楽を追求するようにしましょう。
まとめ:注意点をふまえて、既婚者同士のデートをひっそり楽しもう
今回は以下15個の注意点を紹介しました。
- デートのために家族に迷惑をかけない
- デートはなるべく違和感を持たれにくい日にする
- デートの口実は念入りに考える
- デートの場所は友人知人に遭遇する可能性が低いところを選ぶ
- デートや連絡の頻度はなるべく控えめにする
- 表面上の履歴は全て削除する
- 状況によってはあえて家族の話題も出す
- デート中も配偶者からの連絡に対応する
- 会計や支払いで無理しない
- 車を使う場合は痕跡を消す
- 自宅帰宅時は怪しい匂いを漂わせない
- 外見磨きはほどほどにしておく
- SNSも要注意!自ら匂わせるなんてもってのほか
- 友人知人と遭遇した時は全力で対処法を考える
- 夫婦関係を疎かにしない
結構多いですが、上手くやれれば自分と身の回りの大切な人たちにとってのデメリットはないはずです。
せっかくデートするんだったら倫理観を過度に気にする必要はありません。
守るべきことはきちんとして、非日常を目一杯楽しんでくださいね。