「真剣な既婚者同士の出会い」がコンセプトの既婚者専用マッチングアプリ、ヒールメイト。
「ヤリモクがいない」や「真面目な出会いを求めている人が多い」などの口コミをよく見かけます。
女性会員の比率が46%と同サービスの中では断トツ高いのも特徴の一つ。
年齢層は他アプリと比べると高く、40代以降の女性が多めです。
本記事では、33歳子持ちパート主婦がヒールメイトを実際に2ヶ月間使った感想を紹介します。
男性会員については全体ではなく、30代を中心に分析しています。
私がはじめる前に知りたかった情報もたくさん載せているので、特に同世代の人はぜひ!最後まで読んでみてください。
- 真剣な恋愛を希望している人が多いのは事実
- 「真剣=重い」ではない!程よい距離感前提な人が大半
- 運営側のユーザーに対する配慮・対応力・丁寧さはピカイチ
- 会員同士が悩み・疑問を共有・解決し合える「掲示板」がすごい
結論:ヒールメイトに真剣な恋愛を求める人が多いのは事実!30代以下はいい意味でライトな人も多い
ヒールメイトは真面目な出会いが期待できると他サイトやSNSでも話題のアプリです。
実際に使ってみてまず思ったのが「意外とライトな感じの人も多いんだな!」というもの。
と言っても、ヤリモク・ワンナイト希望の人はほぼいないです。(この件については後ほど解説します)
「割り切った関係内で、真面目に恋愛を楽しむ」という意味での「ライト」です。
この点は有名どころのアプリ(カドル・既婚者クラブ)と同じですが、ヒールメイトに登録する男性会員の根底には「心のよりどころが欲しい」願望や「相手と向き合いたい」気持ちをより感じます。
上記2つのアプリと比べると
マッチングのしやすさ | 会員数が少ないのと仕様の関係で劣るけれど、少なくとも30代以下の女性でマッチングすらしない状況はまずない |
出会いやすさ | スピード感は劣るけれど、ちゃんと出会える |
基本的な機能 | 感覚的に操作できて使いやすい・画面も見やすい |
+αの機能 | 匿名で悩み相談のできる掲示板・グループチャット・通話・非公開モード・足あと・ごめんなさい機能など、かなり充実している |
といったところでしょうか。
その他の大きな特徴としては
- 運営側の対応力やサイト内に散りばめられた配慮は群を抜いている
- 会員同士が悩み・疑問を共有・解決し合える「掲示板」が面白い
などがあげられます。
以下、それぞれについて詳しく説明していきます。
実際に使ってみてわかったこと
都市圏在住、または都市圏まで行ける人が向いている
ヒールメイトの会員数は2024年7月時点で約15万人。(そのうち男性会員は約8.1万人)
独身向けのアプリ(2,000万人超えもあり)と比べると圧倒的に少ないです。
定期的に会える人を見つけたい場合は都市圏やその周辺に住んでいるか、都市圏まで行ける人でないと厳しいでしょう。
ここでいう都市圏とは、主に以下の地域のことです。
札幌・仙台・横浜・東京・名古屋・大阪・神戸・福岡
逆にそれさえクリアしていれば、日々新規ユーザーは増えているのでマッチング対象の会員数は十分います。
私は神戸にも大阪にも出やすい場所に住んでいるので、困ることはありませんでした。
男性会員の主な目的は、理由や背景あっての「恋愛がしたい」
男性会員の主な目的は「恋愛がしたい」。
これ自体は他アプリでもよく聞くのですが、その理由や背景をきちんと説明してくれる人が多かったです。
- 20代半ばまでは遊んでいたけれど、今は普通に友達というか心のよりどころ的な人ができたらいいなと感じて。
- お互いに高め合うことのできる恋人のような存在が欲しくて。以前お付き合いした元職場の人からものすごく自信をもらって、独立のきっかけにもなった。
- 奥さんとは家族感が強いので、ドキドキしたくて。
- コロナを機に別れてしまった人が忘れられなくて、もう一度誰かと恋愛がしたくて。
- 恋愛がしたくて。仕事や育児も落ち着いて、時間やお金に余裕がでてきたものの何か物足りなさを感じる日々で。恋愛をしていると日々穏やかな気持ちで過ごせたり、いろんなアイデアや斬新なデザインが生まれたりするから。
- 彼女が欲しくて。毎日何ら変わりないしせっかく時間を自由に使える仕事に就いてるから気の合う人がいればいいなと。
- 普段人には出来ないような話ができる方が見つかればなと思って。妊活が上手くいかず子どもを設けないことになり、気晴らしになることがしたいなと。
- 異性の友達が全然いないから作りたいなぁと。中高男子校で大学以降は奥さん(当時の彼女)一途だったから同性の友達しかいなくて。
私が聞いた中では性欲丸出しな動機はありませんでした。
また、断定はできませんが子なしの割合が他と比べると多い気もします。
スペックの高い30代男性ともちゃんと出会える
既婚者専用マッチングアプリの中では年齢層が高いヒールメイトですが、30代もちゃんといます。
もちろんアクティブユーザー(活動中の会員)の話です。
いいねも普通にきますし、例えば「さがす」から「兵庫・大阪・京都・奈良」住みの「30歳〜35歳」をログイン順で表示させると、更新ボタンを押す度に違う顔ぶれが並びます。
職業をチェックしてみると断トツ多いのは会社員ですが、他アプリと比べると経営者の割合が高いように感じます。
年収は本当に人それぞれですが、30代前半で「900万円〜1200万円」や「1200万円〜1500万円」の人もちらほら。
全体的にコミュ力も高めで、円滑に楽しくメッセージのやり取りを続けることができます。
ヤリモク・ワンナイト希望の男性はほぼいないと思われるけれど…
ヤリモク・ワンナイトを希望する男性は他アプリと比べると圧倒的に少ないはずです。
まず「身体だけが目当て」をヤリモクと定義するのであれば、プロフィールやメッセージ上では私が知る限り全く見かけません。
(他のマッチングアプリでは、既婚者専用でも「呑み友、セフレ希望なのでまずは会って呑みましょう!」や「この場での長いやり取りや恋愛感情、駆け引きは不要です!」、「割り切り希望です。」といった文面をプロフィールにキッパリと書いている人もいます。)
そもそもサイト自体のコンセプトが「真面目で上質な出会い」や「思いを共有できる方との出会い」なので、ヤリモクやワンナイトはあきらかに歓迎されていません。
ただ掲示板では「男は結局やりたいだけなのか!」のようなトピックがあがっていることもあるので、そう感じている女性がいるのは事実です。
これは私個人の見解ですが、本当の意味でのヤリモクはほぼいないけれど、一部の男女間で起こるすれ違いから女性側が気持ち的にそう感じてしまうことはあるのだと思います。
というのも、マッチングアプリに登録する既婚男性の中にはこのような考え・気質を持つ人がいます。
- 心も身体も満たし合える恋人のような人と定期的に会いたい
- 誰かに男として求められて必要とされることに飢えている
- 恋人の気持ちを繋ぎとめるための努力を怠りがち(多忙時は特にそう)
- 面倒だったり思い通りにいかなかったりすると向き合うのをやめてしまう
「一人の女性と良好なお付き合いをしたい」と考えていても、つい毎回身体を求めてしまってそれ以外の部分での配慮が足りない人は一定数いるでしょう。
また、女性の考える「程よい距離感」と男性の考えるそれは結構違ったりもします。
なので男性の言動や気のまわらなさに不満を持って「身体にしか興味ないのか!」みたいな結論にたどり着く女性もいるようです。
というか、アプリでの出会いに限らず「最っ低……」と言われても仕方のない行動をする男性は世の中にうじゃうじゃいますよね。
そんな男性に引っかからないように気をつけるようにしましょう。
もちろん問題なく上手くいっているカップルも山ほどいますよ!!
要は人を見る目と、女性側はあまり目くじら立てずに穏やかにいることが大切なのではないかと思います。
体の関係を持つことが前提ではない男性もいる
私はヒールメイトを使うまでこういうアプリを使う男性は「ある程度仲良くなったあとは体の関係を持つのが前提」だと思っていました。
が、本当にそれなしでもよさそうな人がいるので結構驚いています。
大きく3つのタイプに分けるとこんな感じです。
1つ目は、相手次第ではしなくてもいいというパターン。
「プラトニックな感じが良いですか??」と確認してくれたり「相手次第だし、友達みたいな付き合い求めてるのであれば普通にランチ友達でも嬉しいです!」と言っていたり。
できればしたいという下心もあるとは思いますが。笑
2つ目は、本当に純粋に友達を求めているパターン。
登録のきっかけを聞いた時に「異性の友達を作りたいなぁと思って」と返ってきたり、プロフィールに「飲み友達が欲しいです」と書いてあったり。
これは他アプリではあまり見かけない特徴の一つです。
「外国人だけど、日本語は大丈夫。いい友達がほしい。」という人もいました。(レアケースかも?)
3つ目は、メールだけでもいいという人。
「個人的にはメールのやり取りだけでも良かったりです」とのことです。
女性ならメッセージだけで楽しむ場合もありますが、男性では珍しいと思います。
ということで、ヒールメイトに登録している男性の中にはプラトニックでも大丈夫そうな人もいることがわかりました。
真剣に向き合ってくれる人が多い
30代以下の女性は、どのアプリでも容姿に関わらずめちゃくちゃ需要があります。
なのでいいねやメッセージがくるか否かの心配は無用。
特にヒールメイトでは女性の年齢層が全体に高めなこともあって、既婚者3大アプリの中では一番モテている感がありました。
(いいねとメッセージの数ではなくて、会話から感じる真剣度のこと)
メッセージが長文傾向にあるというか、きちんと向き合って知ろうとしてくれる人ばかりでした。
私は一人と会う約束をした時点でその他の男性には断りの連絡をいれるのですが、追いかけてくれる人も。
私も「もし本当に会えたら、楽しい時間を過ごせるだろうな」と感じる人が1週間やり取りした中で少なくとも5人はいました。
特に盛り上がったのが、音楽・仕事・食系(飲み屋など)の話題。
いろんな人と深い話ができて、心から好きと思えるアーティストが増えたり仕事を頑張ろうと思えたり…得るものも大きかったです。
断りのメッセージに対しても、全員が丁寧に返信をくれました。(通常はアプリの世界だとスルーが当たり前)
ほとんどの人は本名すら知らないけれど、だからこそ普段できないような話の中で本音を言うこともできます。
女性会員の中にはメッセージのやり取りのみ楽しむ人も一定数いるようです。
身バレ対策機能がしっかりしている
ヒールメイトは、同類アプリの中で最も身バレ対策機能が充実しています。
プロフィールを希望の匿名度に応じて細かく設定できるのも魅力の一つ。
メイン写真は「非公開」でもOKで、「公開」の場合はぼかし度を自由に調整できます。
写真を公開するユーザーの個別選択も可能です。(マッチング中でない人含む)
さらに画像右下の「非公開モード」にすると、マッチング中の人と自分がいいねした人以外は自分のプロフィールを見ることができなくなります。
私は一人と会う約束をした時点で「非公開モード」にしました。
以降は掲示板閲覧専門で使っていますが、既にマッチング中の人以外の誰からもプロフィールを見られずに済むのは安心感があります。
相手のプロフィールを見ても足あとすらつかないのもありがたいです。
条件検索機能も充実している
先ほど身バレ対策機能の話をしましたが、それとはうらはらに検索機能も充実しています。
絞り込み検索できる条件が多くて、特定の人物を探すと(無防備な人だと)結構簡単に引っかかるんですよね。
検索結果をログイン順で表示させればアクティブユーザーかどうかもわかるし、登録順にすればいつ頃からいるのかも推測できちゃうのです。
(たまに「○月○日〜登録!と書いている人がいるので、そこから逆算したりて…)
なので身バレしそうな写真を「公開」にして且つ人物像がわかりやすいプロフィール文を書く場合には、リスクを念頭に置いておいた方がいいでしょう。
運営側のユーザーに対する配慮・対応力・丁寧さはピカイチ
ヒールメイトマガジンには、ヒールメイトは「本当に想い合えるパートナーとの出会いの場」をめざしていて「誰にもバレることなく恋人を作りたい」という願いを叶えられるサービスだと書かれています。
そんな運営側の想いがいたるところに反映されていて、とても好感をもてます。
まず、会員登録前の段階「婚外恋愛のためのガイド」で不快な思いをする人を最小限にするための配慮が見られます。
「既婚者である」にチェックさせて念押しするなど、虚偽対策にもぬかりなしです。
登録直後も要注意人物に関する警告が「確認しました」と「次回も表示」ボタンとともにポップアップで出てきます。
性的表現を含む掲示板を「非表示」と「表示」のどちらにするかの設定についても。
それから運営事務局は何かある度に「お知らせ」してくれるのですが、最近だと「【トラブル事例】ページ公開のお知らせ」が印象的でした。
ヒールメイトでこれまで発生したトラブル事例を公開するというものです。
過去のお知らせを見ていると、ユーザーの要望にもスピーディーに対応しています。
場合によってはサイトの仕様を変えたり、全体に向けての注意喚起をしたりしていました。
各お知らせに対して、ユーザーは画像右側にあるように気軽にコメント(質問・意見)することができます。
会員同士が悩み・疑問を共有・解決し合える「掲示板」が面白い
ヒールメイト独自の機能の一つに、会員同士が悩み相談し合える「掲示板」があります。
これがかなり面白いし、勉強になることも多々。
独特の世界観があって、普段目にする一般的な意見とはかけ離れた価値観が飛びかっています。
Yahoo!知恵袋のような大衆向けの共有サービスより団結感があって、常識にとらわれず真剣に質問・回答する人が多いです。
上の画像を見てもわかるように更新頻度も数秒〜1分おきで、常に活発に動いています。
(一つのトピックスに対してコメントが155件や53件ついているものも…!)
この掲示板を利用するためだけにヒールメイトを使い続けている女性会員もかなりいるはず。
私も最初の2週間以降は、掲示板のみ利用しています。
マッチング機能を2週間使った具体的な結果報告
私は一人と会う約束をした時点でマッチング活動はやめて、プロフィールも「非公開モード」に設定。
以降はその人とのメッセージと掲示版目的でのみ利用しました。
ここからは、登録直後から初回アポまでの振り返りをしていきます。
開始1日目:いいねが一気に押し寄せてこなくてちょうどいい
17:10に本人確認が完了して、約5時間後の22:20時点で71件いいねが届いていました。
同サービスのCuddle(カドル)が約5時間で166件、既婚者クラブは約8時間で80件だったのでその2つと比べると少ないです。
これは会員数の問題と、アプリの仕様が「スワイプ型」ではなく自ら検索していいねする「検索型」であることが関係しているのでしょう。
登録後17:19、17:31、17:40、17:42…と数分おきに届くので一人ひとりのプロフィールをしっかりと確認する余裕がありました。
一気に大量に届くアプリだと写真やフィーリングで判断しがちで、いい点を見落として×にしてしまった人もいるはずなので。
ヒールメイトのはじめ方
ヒールメイトのはじめ方を紹介します。
登録自体は5分もあればできますが、自己紹介文を考えてプロフィール項目をしっかり埋めようとすると30分ほど必要かもしれません。
登録フォームの必要項目(メールアドレス・パスワードなど)を入力します。
最後に「既婚者である」にチェックして「登録する」をタップしてください。
自動的に写真の設定画面に移ります。
写真を登録しなくても使えますが、写真ありの方が圧倒的にマッチングしやすいです。
私はメイン写真(ぼかし入り)だけ先に登録して、サブ写真(ぼかしなし・限定公開用)は後から設定しました。
一言コメントと自己紹介文を作成します。
男性側は登録の目的や好きなもの、趣味、一緒にやりたいことなどを書いている人が多いです。
ここの項目は全て任意で、あとから入力・編集可能です。
身長、血液型などの基本事項から家族との仲(良好・普通・良くない)や家族関係の継続(継続・未定・離婚検討中)、希望の時間帯、希望の関係など既婚者ならではの項目も用意されています。
埋めれるだけ回答したら「次へ」をタップしてください。
二段階認証使用時の電話番号を設定します。
※設定しないでスキップすることも可能です。
電話番号を入力後「次へ」をタップするとSMSに認証コードが届きます。
それを入力して「確認する」をタップしてください。
これで登録完了です。
プレミアムプランのボタンが出てきていますが、女性は無料のままで十分楽しめるかと思います。
ヒールメイトの基本情報
会員数 | 約150,000人 |
利用者 | メインの男性:30代後半〜50代前半 女性:30代後半〜50代前半 |
料金 | 男性:9,800円〜 女性:無料 |
特徴 | ・男女ともに真剣に出会いを求める会員の割合が多い。 ・アプリ版はなく、ブラウザからログインして使う。 (→スマホのホーム画面にアイコンが表示されない) ・プロフィール写真には好みの濃度でぼかし加工ができる。 ・「非公開モード」や「掲示版」など優秀な機能がたくさんある。 |
運営会社 | レゾンデートル株式会社 |
運営開始 | 2022年6月 |
公式サイト | https://healmate.jp |
まとめ
本記事では、33歳子持ちパート主婦がヒールメイトを実際に2ヶ月間使った感想を紹介しました。
- 真剣な恋愛を希望している人が多いのは事実
- 「真剣=重い」ではない!程よい距離感前提な人が大半
- 運営側のユーザーに対する配慮・対応力・丁寧さはピカイチ
- 会員同士が悩み・疑問を共有・解決し合える「掲示板」がすごい
ヒールメイトに登録しているメインの年齢層は男女ともに30代後半〜50代前半ですが、30代前半以下の男性もたくさんいます。
30代前半以下の女性は丁寧に接してもらえるし、とにかく需要を感じるので嫌な思い(突然のブロック解除など)をすることなくいい男性と出会いやすいです。
運営会社もかなり信頼できるので、安全・真面目な出会いを求めている方はぜひヒールメイトでお相手を探してみてください。